連珠雑記

連珠(競技五目並べ)に関する雑記。問題掲載、五目クエストの棋譜、公式戦振り返りなど。

珠王戦総括

結果は3勝2敗1分で同率3位、ブレークが悪く5位。

 

挑戦手合いから続くテーマである突き詰めを貫き、練習では追い詰め方面の強化を重点的に図っていった。

その結果初日では、「自分こんなに詰み読めるんだな、ひょっとして強くなった?」と感じていて、実際それは概ね間違っていないようだったが次の日に問題が。

神谷戦で簡単な詰みを見落として負けたところで既に兆候はあったのだろうが、最後の局は酷かった。自分の詰みを見落とし相手の詰みも見落とし、剣先が認識できておらず最後も相手の四追いに気づかないといいところがなかった。

最近は自分の中で手の選択肢が以前より膨大になった。突き詰めるとなるとそれらを全て多少は考える必要があるのだが、どうもそれが身体にかける負担がかなり大きいようだ。自分の考えたい内容に肉体がついていっていない。

このあたり私は重大な認識ミスをしている。技術的な最高レベルを上げれば、多少疲れていてもいけるようになるのではないかと。実際には、スペックの低いパソコン、酷使したパソコンで高性能なソフトを実行してもスムーズにいかないのと同じで、自分の身体が熱暴走を起こし電源が落ちてしまったらしい。ハンターハンターで「高度な能力を発動するには高い集中力が必要で、ノーマルコンディションでない今は発揮できない」という件が印象的で覚えているのだが、現実でもそのようだ。2年前名人戦リーグを優勝したのは徹底的に体力節約を図ったことが大きい。それだけでは駄目だというのが去年から続く模索なのだが、両立は至難。本当にやばいのを察知して最後くらい切り替えればよかったものを、この辺は昔からかなり下手でテーマにこだわりすぎてしまった。

 

世界戦はQTからの出場となる。私が出ることで小山氏もいく気になっているので悪いことばかりではない。QT通過は本当に大変だ。2年前と同じく通過だけを見て打ちたいと思う。