海外棋戦
SOPAI杯は全九回戦。泣いても笑っても残り二局で全てが決する。この日の朝は岡部さんが近づいてきて「優勝が見えてきたな」。そのときは「次勝ったら意識してみます」と答えた。その朝、七回戦の対局は今大会一番の僥倖としか言いようのない勝ち方。(以下参…
先日のSOPAI杯で最も印象に残ったやりとりだ。汪清清ー私が人生で会った人のなかでも随一の積極性を持っていた。中国では現地の運営の方々をはじめとして、本当に色々な人達がよくしてくださったが、とりわけこの人は印象深いので忘れないうちに書いておこう…
連珠に限らず他のゲームにおいてもコンピュータソフトを用いた研究が盛んになっている。研究速度や精度が飛躍的に上昇した反面、実戦で戦っていると人間が技術的な進歩に追いついていないと感じることが多い。 汪清清は今回隣の部屋だった。慣れない中国の大…
自由打ちの連珠には先手である黒に必勝手順が存在する。それを解決するために、序盤の打ち方に制限を設けようというのが現在のルールの思想だ。そういった性質からか、連珠は答えのある局面と答えのない局面が比較的はっきり分かれている。そして答えのある…
更新が遅くなりました。最終日は1勝1敗1分。ひっくるめて5勝1敗3分で3位でした。 負けた一局は余裕の受けきりだと思っていたところで緩手を打ってしまい、一気に寄られてしまいました。ただ局面自体は終始相手のほうが打ちやすかったようで、どうやら作戦の…
初日は2勝1分でした。 世界チャンプ経験者のチーグアンとは三連続引き分けに。調子は悪くないですが、序盤に不安があります。
(45黒:私 示白:オル 白16まで) 二回戦は同日の午後、初戦終了からおよそ2時間を空けて行われる。私の対局相手はオル。前回大会でチームを優勝に導いた立役者だ。彼は対局が始まると少し呼吸を整える素振りを見せてから恒星を提示した。瞬間に私は自らの行な…
つい先日、Yixin2017GUI版が公開された。滅茶苦茶強いソフトで、その水準は総合的に見て人間のトップレベルか、分野によってははるか遠くのところにいるだろう。せっかくなのでこの人に手伝ってもらいながらチーム戦の自分の棋譜を振り返ってみたい。 (示45…
このGWに連珠のチーム世界選手権に出場してきた。その名の通り団体戦で、私は大将出場。個人としての成績は5勝2敗1分、チームとしては2位だった。 以下、印象に残ったことを簡単に。 世界チャンプとの距離 現在の連珠の世界チャンプは2017年個人で優勝したSu…
前項で述べたように、今期の世界戦はグリーンワールドホテルにて開催された。ホテルは以下。 GREEN WORLD HOTEL NANGANG 私が泊まった部屋はこちら。(恐らく問題はないと思いますが、駄目なようなら削除します。) このホテルは日本からの観光での宿泊場所と…
台湾についての必要なことまとめ ご存じの方もいると思うが、2017年8月に連珠世界選手権台北大会に参加した。その振り返りをかねて、本稿ではその1として台湾に行く上で抑えたほうがいいことを私なりに記していく。なおここに記すことは台北近辺についての私…