連珠雑記

連珠(競技五目並べ)に関する雑記。問題掲載、五目クエストの棋譜、公式戦振り返りなど。

勝敗を分かつ一手の攻防~幻の四追い~

連珠には幻の四追いという慣用表現がある。簡単にいうと、「四追いだと思っていたら実はノリ手で勝てないもの」にあてられるものだが、厳密にはもう少し狭い意味合いなのではないかと思う。ちょうどいい局面を見つけたので紹介したい。

 

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(仮想局面、白2まで)

この図自体は私の練習譜の検討で、初手から説明すると非常に長くなるのでこの図以前の攻防は省略したい。ある図からYixin2018同士で打たせたものである。黒1と打ち、白2と受けた。黒1はフクミ手で、これを放置すると白2の場所で四三ができる四追いがある。黒には連が二本あり、詰ましにいけるかもしれないという形勢だが、白の下辺の剣先がそれを受けている。人間ならひるむ人もいると思うが、Yixinはここで果敢に詰ましに出た。

 

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(白8まで)

黒3は詰みに行くならまずここからという手で自然な一着。対する白4はAのミセ手。先手をとられるとあっという間に詰んでしまうのでこういうところは逃せない。黒も5~7とBのミセ手で対抗する。これも先手だが、白8と三ヒキで速度勝ちを狙う。

 

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(黒11まで)

黒9白10で先手のようだが、白にはDEFGという四追い筋がある。だが黒11!白の手を無視したのだ。これを止めれば黒には以下ABCの四追いがあるため、部分的には受からない。白は詰ますしかないが・・・

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(黒19まで)

白が左辺の四追いを試みる。すると左辺に黒石が一つも存在しなかったにも関わらず、黒19まで四がノり勝てなくなっている。四追いで勝てないならば白は右辺を受けるしかないが、それは先に述べた通り黒の一手勝ちだ。

 

このように、幻の四追いというときは「ノリ手を構成する相手の石が全て自分の四を止めた手によって作られる」という特徴がある。実際こういう攻防により速度が逆転して勝敗が分かれることは珍しくないので、一気に詰ましに行くときには注意したい。

 

 

 

 

棋譜並べ④ 小山純VS佐藤清富~ポイポイ流大決戦~

この棋譜を取り扱うにあたっては個人的に葛藤があったのだが、ともかく面白いので紹介したい。

両者は感覚型プレイヤーの大家で、「ポイポイ流」と呼ばれる通りほとんどの局面で長考することなくどんどん打っていく。具体的に言うと一手につきノータイム~1分くらいが着手時間としては多いだろう。一手の価値の高い連珠においてこうした棋風、というより時間の使い方は珍しい部類に入る。ポイポイ流がぶつかり合うとどうなるのか、早速見ていこう。

 

総譜

http://www.renju.net/media/games.php?gameid=75694

 

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(黒:小山六段 白:佐藤七段、白16まで)

 

局面は寒星の従来型からのスタート。どちらが誘導したかは不明だが、長い戦いを得意とする両者には合意の展開だろうか。比較的古くから打たれているだけあって前例の多い序盤だ。白8はAが最も一般的かつ有力と見られている手で、かなり先まで定石化されている。本譜白8は手の広い展開になりやすく、つかみどころのない局面を得意とする佐藤七段好みかもしれない。黒9~11は局面の善悪というよりは「今日はこれをやりましょう」という意味合いが強い。連珠の序盤としては早くも自由度の高い局面となっている。白12は大事な手。スペースの広い下辺側から受けるのが大局的に見て有効打だ。

黒の次の手が難しい。13は、下辺に直接打つ手が閉じられてしまったので上辺から味付けをして下辺に迂回しようということである。上辺での攻防が下辺の形勢を左右する。こういうことは連珠にはよくあることで、主戦場で最大限得をするために関係ない場所で頑張るというパターンだ。白14は連を止めながら連を作る普通の手。黒15が一つの岐路。Aと受けて下辺の形を決めない打ち方もある。その場合のちのちの白BからCが気になるのが一つ。黒Aに白Dと受けられた形で、白Eという好点が残ってしまうのがもう一つ気になる。本譜が最善かはわからないが、実戦的に安全な進行を選んだ。

白16はそれっぽい受け。本局、色々なところにそれっぽい手が出てくる。ここでは強くCと受けておいて下辺の完全なる制圧を目指す手段もあるが、例えば黒16と打ち、黒が上辺で猛攻を仕掛けてくるため怖い。ひとまず堅く受けておいて相手の手を訊いた。

この局面が本局の一番の勝負所である。攻めのスペースが最も広いのは双方とも下辺のため、ここにどちらが良い形で打ち込めるかが肝。現状白12の石が下辺側へ最も外側に飛び出している石なので、この局面を初期値とすると白のほうが若干打ちやすそうだ。ただ黒は手番を持っているのと、上辺を自由に使うことができるため、うまくすれば下辺制圧を見込める手順があるかもしれない。形勢は難解。本譜の順を追ってみよう。

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(黒23まで)

突き出された剣先はとりあえず叩くのが実戦心理というものだが、私が棋譜を全体的に見渡した限りではこの判断が唯一の疑問手だったと思う。というのは、この剣先は現状ほぼ受けにしか効いていないため、処理する優先度が低いことと、叩いた黒の手が盤端に近い。この局面では例えば白の好点であるAに先着しておいて、上下どちらから受けるのか相手の手を訊いてみたい。厳密な善悪は分からなくても、相手にとってポイントの高い場所に先着しておく手は損が少ないので、その後の方針を決めるのに役立つ。白22まで部分的に収まった形では、黒に別段得はないが白にBの好点が残ってしまい、将来的に処理しなければならない負担となった。黒23は部分的な好点でなんとなくよさそうに見えるが、ほぼ右上にしか手がないため攻めが単調になりやすいきらいがある。

 

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(白36まで)

白24で35といきなり手抜くのは、黒25がフクミなのでいきなりゲームセット。黒23は剣先単機と見せかけて呼珠になっている。白は愚直に受けながら自動的に連と剣先を補充していった。黒は33で白の将来の突き出しを受けながら黒の剣先とも連携しそうな場所に先着できたが、白34が次の35を睨んだほぼ先手の受けなので、見た目ほどの迫力はない。ここで黒35と手を入れなければならないのが黒としては痛い。白36が強そうな切り返しで、白Aを睨みながら白12から桂馬の位置に展開し、安定的な白模様の構築を狙った。理論的に突き詰めればより良い手段もあるかもしれないが、見た感じ良さそうな手だ。黒はすぐに負けそうというわけではないが、上手く処理するのは難しい。

 

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(黒57まで)

白38の善悪は不明だが、雰囲気は攻防に効いている。理論的に説明すると黒39から下辺に向かう攻め筋に蓋をしながら連を作るという手、ということになるかもしれない。直接的に強い狙いがあるわけではないためぼんやりした印象だ。佐藤七段は日本の連珠打ちの中でも一番と言っていいくらいの感覚派で、感覚で打っていくとこういう理屈では説明しきれない手が増えてくるものらしい。黒39から直接受ける手もなくはないが、速い段階で自由度の高い局面を渡したくないのが黒番としての実戦心理だろう。先手で白の上下の模様を処理しにかかったが、黒57までついに手番が白に渡った。白としては残された左下で勝ちを作りだせるかの勝負になる。

 

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(白64まで)

白が自由度の高い局面を手に入れたのは58手目。これは手数として見ればまあまあの戦果だ。手数の少ない段階で主導権を握ればそれだけ勝つチャンスが増えてくる。私の思うに50手が一つの目安だが、周囲の形にもよるので一概には言えない。黒から見た理想的なドローとは、70手近くまで主導権を維持しながら盤面を埋め、相手に手を渡す次の手で白の攻めが全くなくなるもしくは一か所に限定される状態にもっていくことである。白が勝つならなるべく早期に主導権を奪取するのはもちろん、強い攻めが見込める場所が二か所残っているとよい。(そのうち一つは黒に消されてしまう) 本譜では右下と左下だったが、白に手番が渡った58手目の時点では左下に強い攻めが残った。

白58と一本三を引いて黒からのバリバリ筋を消しておいたのは実戦的。続く白60がこの局面の大きな急所の一つ。やはりロケットは攻めに重宝する。黒61では62と飛び四で抑えるのが手筋だが、白61と手順に好型に組まれるのを嫌い泣く泣くここに打つことになった。そして白64が広い空間を最大限活用する妙手で、なんとこの手自体が以下ABCDの四追いフクミになっている。「広い+速い」はほぼ良い手なので覚えてほしい。白は時間切迫になっているはずの中で的確に急所急所を捉えてきており、強い。黒としては見た目はもう受からなさそうなので祈るしかない。

 

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(白80にて黒投了)

黒は65から残された全ての剣先を利用して時間つなぎに出た。それだけ局面が苦しいことを示している。他に受けがあったのかはわからないが、本譜73では明快な白の追い詰めが残っていた。白80までX点三三禁。投了もやむなしだろう。

 

本局は主戦場が下辺でありながら上辺から手を付けていく連珠となった。こういうのは実際にやってみるとわかるが非常に難易度が高い。ちょっと間違うと攻めが潰れてしまうため神経を使う進行になる。下辺に戦場が移動してからの白の打ち回しが素晴らしく、白の快勝で終わった。

 

 

 

 

 

棋譜並べ③ Artemiev VS 曹冬 ~勝つための受けの方針~

チーム世界戦自戦記については別の場所で話す事情ができたということで、とりあえずそれが終わってからの更新としたい。今回紹介するのはチーム世界戦の別の局についてだ。Artemiev(以下本記事ではアルテミエフと記す)と曹冬の一局である。

 

総譜

http://www.renju.net/media/games.php?gameid=74844

 

この両者はもちろん強豪であるが、特に曹冬については受けの名手として有名。受けを勉強する際には彼の棋譜を並べるのがオススメだ。

 

さて、この棋譜については棋譜並べで扱うには特殊な内容をしている。それは

「攻め側が明確な勝ちを逃した後の受け側の打ち回し」

がテーマとなっている。通常棋譜並べは互いにある程度以上良い手を打ち合ったもののどちらかの快勝に終わるというのが分かりやすくていいと考えているが、この棋譜については受けの考え方について引き出せるものが多いと思い採用した。早速見ていこう。

 

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(黒:アルテミエフ 白:曹冬 黒17まで)

黒は13でAから打ち出せば追い詰めがあった。本局ではそれを断念し、黒17まで受けに行った局面だ。こうして白模様を潰しにいくのが最善だったかは不明だが、ともかく白に手の広い局面が渡された。今後の展開を左右する勝負所だ。

とりあえず現状把握をすると、黒にはわかりにくいがBまたはDと打つ斜め連一本。左辺に連と剣先が一本ずつあるが直接の追い詰めはない。もう一手黒が連打できればこの左右の連剣先を連携させるべく上辺に打ち込む。そうなれば勝ちになるかどうかは別として迫力のある攻めが発生する。

一方白は連剣先こそ一本もないものの外側全体を包囲しつつある。ここを上手く対処すれば空間全体を利用した勝ちが見込める。これらを踏まえて方針を考えていく。

先ほど「勝ちが見込める」と述べた。この感覚は難しいのだが、ともかく引き分けより勝ちに近いと判断した場合、最初にどこで勝つかを考えるのが良い。連珠で勝つには基本的に五連を作る必要があり、五連を作るにはスペースが要る。さらになるべく自分の石が多くて相手の石が少ない場所が理想だ。この場合は下辺である。現状白には連も剣先もないため、いきなり下辺にバーンと打ち込むのはせっかくの優勢を台無しにしかねないリスキーな手段。うまく上辺の黒模様を破壊しながら手番を奪取して無条件の下辺先着を目指したい。一般的に受け側の勝ちパターンは

①何らかの手段で手番を奪取

②ポイントの高い場所に先着しながら力を貯める

③勝ちたい場所で集中砲火を浴びせる

この三段階が基本となる。

なおこの局面ではBが黒の連を止めながら白の連を二個作り、さらに下辺に配置されるという意味では良い手ではある。ただこの場合は黒Cと打たれて、下辺でわちゃわちゃ攻めたり受けたりを繰り返しているうちに盤面が埋まってしまうことがよくある。明らかに優勢なはずなのに勝ち切れないというのは連珠でよくあるが、上記のことが原因になる場合が多い。勝ちを目指す場所は相手を止めながらではなく、なるべくフリーで打ち込むのが原則だ。実戦の進行を追おう。

 

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(白26まで)

白18が上記における①で、強い手を打つことで相手の手に制約を与えている。黒19は先に打たれてしまうと白の発展性が膨大になるので仕方なし。ここに使わせて白20となったことで下辺に効く黒の連を一本消すことに成功している。黒21に対し白22は、反射的にAと打つ方も多いのではないか。結果的に残る連の数自体はそちらのほうが多いのだが、上辺に白石がないのが心細い。もうひとつ、こう本譜の白22は形を決めずに保留しているので攻めのバリエーションが豊富になりやすい意味がある。

黒25に対する白26は②に該当する手。ここは黒からすれば攻めを組み立てる上での要所だが、白から打てば剣先である上に次にCと打つ楽しみがある。ここまでで上辺の黒模様をほぼ完全に消し、自分だけが攻撃態勢を整えている。

 

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(白36まで)

白28では前図C、本図では34の位置に打たずに先に28と打った。これも黒の剣先を消しながら次にAを残す大きな手だ。いきなり34に打つと黒29と打たれ一度上辺の相手をしなければならなくなるのを嫌ったのだろう。Aと受けさせれば効かしだし、本譜のように手抜かれても受けながら手順に攻撃態勢が整っていく。細かいところだが大事な攻防だ。黒はA点を直接受けずに、黒29と打つことで右辺に効く剣先を作るだけでAをカバーすることにした。これは非常手段気味で下手をすれば右上だけで白勝ちが出かねないが、白の下辺の大海原を少しでも削るためにはやむを得ないか。白は36までBやCといった新たな好点を用意しポイントを稼いでいく。

 

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(黒45まで)

黒37は攻めるというよりは少しでも白Aの威力を削ごうという意味。白模様を削るために何とか頑張ったがついに黒45までで完全に手番が渡った。白は右下を連一本増えた状態のほぼ無傷で獲得したため上々な戦果だ。左辺にもBや、一手遅い手ではCといった好点を残し、上手く連携させれば勝ちが出そうな局面だ。

 

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(白56まで)

このあたりは想像するに両者既に秒に追われていて、あまり論理的な組み立てはしていないだろう。雰囲気だ。白46はとりあえず打ちたい場所で、ここだけで勝てれば儲けもの。黒47に対し白50までで一気に攻撃態勢を整え黒51。白の攻めは下辺に向かっているが黒は上辺から受けている。「攻める方向と逆側から受けさせる」のは連珠の攻めの原則的なセオリーで好調。

白52は右辺の白56だけでは不十分と見て攻めを加算しにきた。実際にはどうなっているかわからないが、実戦的にはしばしば有効で、盤面全ての石を一つの場所に向け猛攻を仕掛けるというのが発想として重要だ。この数手の攻防により白はAのミセ手を用意した。そして満を持しての白56で、勝ちが出るかどうか。

 

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(白60にて黒投了)

 

黒57は白の直近の追い詰めを受けた。白58となんとなく左辺にも効きそうなヤグラを組み強烈なプレッシャーを放つ。黒59では左辺を意識しすぎたか、白60以下即詰みとなった。投了図以下は黒A後、白BCと打てばX点が四四禁となる。

 

本局は白がチャンスを得て以降受けのの方針や具体的な打ち回しが実に鮮やかだった。曹冬は世界チャンピオンにもなった強豪だが、そのレベルのプレイヤーでもこうした基本に忠実な方針に則って打つのだなぁと感心する。むしろ強いからこそ教科書的な打ち回しを正確にこなすのかもしれない。是非何度も並べて感覚を掴んでほしい。

 

 

チーム世界戦振り返り~オル戦~

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(45黒:私 示白:オル 白16まで)

 

二回戦は同日の午後、初戦終了からおよそ2時間を空けて行われる。私の対局相手はオル。前回大会でチームを優勝に導いた立役者だ。彼は対局が始まると少し呼吸を整える素振りを見せてから恒星を提示した。瞬間に私は自らの行ないを悔いた・・・。

世界戦経験や、実際に彼と会ったことのある方しか分からないと思うが、オルは海外連珠プレイヤーのなかではほぼ唯一日本語を話すことができる。それも日常会話ではほぼ困らないレベルである。対局前の昼休み、私は彼の提示を名月か遊星と読んでいた。名月はそんなに不安がなかったので、今期遊星を作戦としていた飯尾さんにあれこれ伺っていた。控室はそこそこ広く、またそんなに大きな声ではなかったが、会場で話される言葉がほぼ英語かロシア語という中で日本語は目立つ。それもオルにとっては理解できる言葉なのだから。彼はその局以降も検討中日本チームのそばにくることがあり、遊星検討の会話を一通り聞かれていたと察しがついた。自ら手の内をバラしてしまっていたというわけだ。迂闊だった/(^o^)\

数分後悔の念に駆られていたが、ともかく目の前の状況を打破する策を考えなければならない。相手は世界有数の研究家であり、変なことをすると瞬殺される可能性が高いため神経を使う。ひとまず、五目クエストで打ち慣れた白4に誘導することにした。彼もさすがに五目クエストは調査範囲外のようだった。始めは打ちなれた形にしようと六題提示にするつもりだったが手が止まった。こちらが打ち慣れているということは相手も打ち慣れている、それも提示してくるということは自分以上のかなり深い準備があることが想定される。既に相手の術中に嵌りつつある中、なんとか研究合戦から判断力の勝負にしたい。七題提示をしたのにはそういう意図がある。

五題必勝、六題でやや黒持ち、八題で白持ち、というのがこの形に対する当時の私の認識だった。七題はどっちに大きく転んでもおかしくないが、駆け引きとしては有効だろう。白持ちに偏りつつある分黒を持てる、すなわち局面を自分で動かせる可能性が大きくなるのが狙いだ。黒5は私自身もRenjuOfflineの前例一局しか知らなかったが、相手が露骨に考え出すのを見てとりあえず大局観の戦いにできるなという感触を持った。後は私が強いかにかかっている。

ここからの進行は極端に遅くなり、どっちが良いのか全然わからなかった。黒の方針としてはともかく黒5の石を早く活用すること。この石が働かなければ負ける。形勢は別として方針が分かりやすいのは救いだ。黒13と早々に活用を図った手に対し、白14は受けすぎている感がある。読み筋は左辺で斬りあう変化だったが、これはチャンスと見て黒15と下辺先着。白16はとりあえず局面の主導権を黒に委ねるということで、私のほうに主導権が回ってきた。ここで間違えるわけにはいかない。

この局面の第一感はAであり、実際にAに打ったわけだが、この手を打つにあたっては葛藤があった。これはいわゆる「人間的な手」というもので、Yixinなどコンピュータソフトは絶対に打たない類の手だ。(少なくとも現時点においては) 将棋ではタイトル戦などの中継対局においてコンピュータの評価値や読み筋が表示される。それと異なった着手がなされると、(評価値はどうあれ)「あー間違えたか」といった類のコメントが流れる。このような認識は観戦者に限ったものではなく、プレイヤーである当事者にも、少なくとも私にはある。連珠でもコンピュータは人間を上回りつつあり、まるで答えを示していると錯覚する。それと異なった手と分かっていながら打つのは精神的な抵抗が生まれる。恐らくソフトはB後CやB後Dなどと打って勝ちにいくんだろうなと考えていた。

それでも打つことにしたのは、コンピュータを使って検討していて、確かにYixinは滅茶苦茶強いが、しかしこれは連珠に対しての完璧な答を示すものではないなという実感を最近もっていたことが大きい。それに答えは一つとは限らない。ある勝ちの存在する局面で、YixinはAという手順で勝ちを示し、また別のソフトはBの手順で勝ちを示す。実はこういったことは珍しくない。そうであればある一人の人間が示すCという手順もまた勝ちという可能性がある。最後まで突き詰めてみなければわからない以上、ここまでくると解釈の問題になる。Yixinがこの局面でB後CやDに打つというのは本当にそうであったとしてもYixinの解釈にすぎない。Yixinと自分の手に乖離がだいぶあることに不安や焦りが強い時期もあったが、ここは自分の解釈で戦うのも悪くないなと思えた。

 

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(本譜、黒25まで)

黒17の地点は白からすると連が二つできる要所になっている。ここに先着することで黒5の石の働きを最大化させようというのが私の思想だ。長期的な戦いになれば遠く孤立した石も攻めが間に合ってくる。本譜では白18を決め、黒19が入ったことで左辺に勝ち筋を作るルートも確立された。白22まで専守防衛の姿勢だが、これは実戦的には有り難く、黒は不敗の態勢を築くことに成功した。黒25ではAともう一度白の急所に先着して白模様の根絶やしを図る手段もあるが、本譜の25は勝ちを意識しだしている。相手の模様を消すことに専念しすぎると今度は引き分けにされるリスクがでてくるためだ。白からAと打たれても一手受けておけば大して痛くないため、黒は強く攻めることができる。相手の残り時間には秒読みが迫ってきており、受け間違えも期待できる状態だ。

 

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(本譜、黒39まで)

白26と一本決めてきたが、この手の善悪は微妙。気分としてはこの周辺の攻防を読む手間が省けるので嬉しくはあった。黒はどこで最後に勝ちを作るかが問題だが、27周辺にとりあえずは照準を絞る。黒31まで左辺に向けたジャンプ台を作り、左辺一斉攻撃の準備をする。黒33は受け重視なようでいて、局面を複雑化させない意図がある。優勢のときには相手に粘る余地を与えないのが重要だ。相手はこの連を解消するのに剣先で対抗してきたが、黒は35の石を獲得できたので順調。黒39で勝ちっぽい形ができてそろそろ仕上げという頃合いだ。

 

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(本譜、黒51にて白投了)

 

白40は苦しい四ノビで、41と手順に外側に周っている。42はこのロケット剣先を野放しにしておくわけにはいかないのでやむを得ないか。43で44だと交換に43に打たれややこしくなる。この43で勝ちになったかと思ったが、46までが粘り強く部分的には寄らないようだ。だがこちらは20分ほど残しており、相手は30秒連珠。局面も勝ちがありそうな大優勢なのでなにかしら勝てると見た。

黒47とこの剣先も叩いて負ける可能性はほぼゼロになる。上辺右辺に攻めると見せて実は直接的には黒49の準備になっている。単に黒49では白47と四ノビで長連にされていきなり勝ちが薄くなってしまう。白48でこの筋を受けなかったため黒49から追い詰めが決まった。投了図以下は難しくないので是非読んでほしい。

 

本局は難しい連珠になった。連珠で序盤6手から全く未知というのは珍しい。途中分からなくて不安もあったが結果的には快勝することができ自信になった。チームも三勝し、前回優勝チームにこの好調なら本当に優勝も狙えるのではというムードが漂い始めた。

 

 

チーム世界戦振り返り~トップキン戦~

つい先日、Yixin2017GUI版が公開された。滅茶苦茶強いソフトで、その水準は総合的に見て人間のトップレベルか、分野によってははるか遠くのところにいるだろう。せっかくなのでこの人に手伝ってもらいながらチーム戦の自分の棋譜を振り返ってみたい。

 

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(示45黒:私 白:トップキン、白14まで)

 

チーム世界戦における対戦順の抽選は開会式で行われる。今回の大会は最近連珠熱のある韓国台湾、連珠の国際棋戦でヨーロッパ開催であれば出場してきそうな東欧諸国や最近連珠が普及されたトルコやギリシャといった国々が軒並み不参加だった。それでも出場8チームとなったのは、ロシアとエストニアの層の厚さだろうか。

初戦の私の相手はエストニア期待の若手と目されていそうなトップキンだった。(Georg-Romet Topkin) 彼はここ数年で急成長を遂げていて、去年の世界戦個人では中国のトッププレイヤーである梅凡を撃破、BT優勝者のタンカイラム(マカオ)に引き分けている。正確な年齢がわからないが、2016年ユース大会では96年~2000年生まれの部に出ていたので、少なくとも対局時点で10代だろう。私とは初手合い。力量については不明だったが、同格と見ていた。

初戦は大将三将が提示、副将四将が選択番。今回の唯一の準備である銀月を提示。彼は程なくスワップした。なるほど。日本では相手に作戦を選ばれるのを嫌って白4を自分で打つべしという考え方が主流のように思うが、彼は分からないなら作戦を決めてもらって白を持ち、序盤を凌いだほうがいいと考えているようだ。こうした手段は地力に自信を持っている証拠。エストニアとロシアの若手はこの路線を行く人が多い印象がある。嫌いじゃない。

白10を見てどきっとした。これは研究済みの手。厳密に打てば黒勝ちになるはずだ。初戦からこういうのがくると心臓に悪い。特にチーム戦なのでチャンスを確実に捕らえなければいけないという気持ちが前に出ていた。だが白14の飛び三を見て手が止まる。あれ、どう受けるんだっけ? 完全に忘却していた。確かBだったはず・・・というのが第一感だったが、うろ覚えに頼るとろくなことがない。フィーリングはAだなと思いAにした。対局後部屋に戻って正解を調べたところBだった。そういえば研究中も同じプロセスを辿ったような。連ができることに釣られてしまった。

 

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(本譜、白18まで)

白16、18はすぐに打たれた。16の飛び四は機敏な手で、ここに黒から先着すれば右辺全域を支配できる要所。白から先着した場合この付近の白の攻めが相当切れにくくなる。強い。白18は平凡に連を止めながら連を作る手。この局面は勝負所なので少し詳しく見てみよう。

 

主に考えるべきは、白18によってできた連を止めるべきかいなか。この連を相手にするならAやB、相手にしないならDなどが候補手になる。白からすぐに詰みはないのでここは黒の選択肢だ。連を手抜くのは斬りあいになる傾向が強く、受けると穏やかな連珠になりやすい。手抜く手段を考えてみよう。

 

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(変化図、黒23まで)

白が詰みにいくなら図の手順だが、黒23まで受けておけば継続手がない。次で白Aには黒Bが先手。黒23とこちらから受けるのが肝要で、黒Cから受けると白Aのとき黒Bと受けられないため(白に四追いがある)詰んでしまう。

詰みがないなら問題なく黒19と打てるように見えるが、事態はそう単純ではない。

 

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(変化図、黒21まで)

白20という手が攻防。黒の連を二つ潰しているためこれで先手を取れている。以下は白AやBからCなどを狙いとして攻め込んでくる。斬り込みにいった黒としては不満な展開だろう。

 

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(変化図、白24まで)

どうしても手抜きたいなら19で先に三をヒクというのがテクニック。これによって21が手抜けなくなる。ただ白22と入られて、23、24となった局面は難解。Yixin的には互角でらしい。黒は右上に負担があり、この解消が容易ではない。わちゃわちゃしながら石数が増えていくのは個人的に白が勝ちやすい展開な気がする。

 

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(変化図、黒19まで)

というわけで黒19が最も自然。私はこのときに白Aと打たれて、確実な勝ちがないと白に右辺全域を支配されて形勢芳しからずというのが当時の判断だった。そのときに即詰みばかりを追ってしまっていた。確かに即詰みはなく、その点では正しかったが黒には勝ちがあった。

 

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(変化図、黒25まで)

白20は詰みを残していないため、受け無しにすればいいわけだ。対局中はこの視点がすっぽり抜け落ちていた。Yixinに読ませたところ30秒弱で黒勝ちを示した。この筋の読み落としは白14のときに大きく動揺したのが効いていそうで、私の課題だ。

 

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(変化図、白24まで)

では黒19で良しなのか、というとそう簡単ではない。白20と突き出すのがポイント。止めてくれば白22も入れておいて、今度は白24が詰みを残している。黒は受けなければならないが、形勢としては難解で、本譜とどちらが優るのかは分からない。

 

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(本譜、黒25まで)

おおよそ以上のような思考のもと、黒19の位置がどうやら急所らしいという結論になりこの場所に打った。すると相手はシュンシュンシュンの如く白24まで返してきた。手番を取られている。そもそも白20の三ヒキを失念した。これは駄目にしたかもしれない。何か粘る順はないかと1時間ほど考えていて辿りついたのが黒25。これは次にAの飛び三から先手で下辺に回り込もうということだ。道中で頓死筋もあり、白としても気持ち悪いだろう。白Aならこれを手抜いて下辺に先着する。それでも客観的にはだいぶ悪いかなと感じていたが、Yixinの評価値ではほぼ互角。黒25が局面のバランスを保つ唯一の手だったようだ。こういうところは冴えていてよかった。

 

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(本譜、黒33まで)

白は28まで決戦を挑んできた。こちらも狙い筋を実行に移す。白30が最初の分岐だが、これを上止めの場合は左辺から回り込むことになる。本譜30の場合は黒33までが一つの手段。これはABのフクミになっていて、受け間違えると頓死する。見た目では迫力があるが実際の威力はそうでもない。ただ黒としては、右下の白模様を先手で粉砕できれば十分な成果だ。その見通しはあった。私の読み筋では白Cだが、黒33まで打って眺めていると白Dでも受けになっている。白Dは攻勢を取っているようでいて、数手進めると黒が大きく得をし、対応次第では黒勝ちまでありそうだ。相手の手番の時に局面を眺めていてよくみるとこういうのがあるなというとき、私の経験上はかなりの高確率で相手はそこに打ってくる。相手は極めて攻撃的なトップキン。多少期待した。

 

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(本譜、黒37まで)

相手は自信満々といった態勢から頭を抱えて悩みだしており、精神的に優位に立ったのを意識した。白34は先の予感通りで、36が敗着。黒37から追い詰めとなった。白36ではBが絶対だった。黒37はABもしくはCDのフクミになっており、白に受けはない。相手の棋力を考えるとこの筋を間違えることは考えにくかったが、どうやら上辺の攻めが精神攻撃の役割も果たしたらしい。

 

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(本譜、黒43にて白投了)

投了図以下はABCDの四追い。盤端ぴったりの詰みだ。

トップキンは数年前の自分を思い起こさせるような殺傷力の高い連珠で、感覚的な面では私より強いような気がした。この対局だけでなく、後のものを見ても優勢や、バランスの取れた連珠だったのをポイポイ打って落とすということが目立っていたように思う。連珠は実にメンタルのゲームだ。最近まで私も連珠実生活問わず精神面ではかなり苦しんだが、こういう勝ち方をしたことに時の流れを感じる。

チームとしては3.5勝して好発進。目指すは優勝。次の相手は前回優勝のエストニア1だ。優勝決定戦になるかもという声もあったが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四追いとフクミ

チーム世界選手権の宿で私は藤田雄大五段と同室だった。彼は国際棋戦初出場に関わらず5割近い成績を残し、去年個人2位である中国の朱建縫に1勝1分で終えるなどその強さを見せつけた。藤田君とは大会の合間合間に練習ということで3分切れ負けや5分切れ負けの連珠をひたすら繰り返していた。以下はそのなかの一局から。

 

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(黒:藤田五段 白:私)

ここに至るまでの経過は省略して、現局面について。黒1は連と剣先を作りながら白の少ない下辺に飛び出す有効打で、白3の三ヒキに対して黒2で先手を取ろうという意図がある。よって白2黒3となって次の手が問題。白Cからの詰み筋がちらつくが、どうやら白に直接的な詰みはないようだ(ということにした)。こういうときは一度受けにいくか何とかして攻めを継続する手段を探すかということになるが、私は後者を選択した。白4は黒AからBと打つ追い詰めを受けながら次に今度こそ白Cから詰まそうということだ。仮に黒Cならそこでまた強い攻めを展開すればいいというくらいの気持ちだった。気分は優勢だったが次の一手で白は木っ端微塵にされてしまう。少し考えてほしい。

 

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(黒5にて白投了)

程なくして黒5が放たれた。私は一瞬硬直し、そのまま投了した。

黒5は以下ABCの四追いフクミ。下辺の剣先が働く絶好の場所に連を作る手だ。受けは色々あるが、いわゆる雰囲気受からない形というもので、特に早打ちでは最後まで読む気がしなかった。

 

5手四三のフクミというのは実戦では頻出かつ容易な部類である。恐らくこの局面になってから「黒先、四追い勝ちは?」と出題すれば有段者の方なら即答するレベルだろう。それを見落としたのは何故か?端的に言えば、私にとって見慣れてない形だったからだ。

驚く方もいるかもしれないが、持ち時間の短い対局は「読みが滅法速いから強い」というわけではない。むしろ反対で、読んでないから強いのである。読んでいないのに何故強いのか?それは直感だ。もう少し私なりに具体的に言うと、過去に経験した手や形の中から「これはよさそう、強そう」というものを瞬時に呼び起こす練習をしてきているから強い。直感の範疇にない良い手を瞬時に呼び起こして短い時間のなかで打つのは不可能に近いと思う。この対局において、黒5のフクミが私の直感の範疇からは抜けていていた。

 

私はTwitterで四追いを出題しているが、あの問題の一番の出題意図は直感の養成だ。似たような問題をたくさん解いていると、いざ実戦で現れたときに「あ、この形見たことある!」と感じ取って詰むことができるようになっていく。実戦ではフクミ手を打つことがしばしば必要な故にもうひとつレベルが上がる。フクミ手とは「この形の四追いを作るにはどこに打てばいいか?」ということなので、まずはゴールである四追いの形を押さえる必要があるわけだ。それがある程度できると「この形ではここに打てばフクミになる」が理解しやすく、また抜群に覚えやすくなる。そういう問題も時期に作りたい。

 

この記事の四追いは、Twitterの四追い第351問補完問題として出題した。私もひとつ新しい手筋を習得できた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チーム世界戦を終えて~簡単な感想~

このGWに連珠のチーム世界選手権に出場してきた。その名の通り団体戦で、私は大将出場。個人としての成績は5勝2敗1分、チームとしては2位だった。

以下、印象に残ったことを簡単に。

 

世界チャンプとの距離

現在の連珠の世界チャンプは2017年個人で優勝したSushkov Vladmir(以下スシュコフ)だ。チームとしての成績はもちろんだが、今回の大会に出場するにあたっての私の大きな関心の一つにスシュコフと打つというものがあった。こういう分野に携わっている以上、頂きとの距離を知っておきたいというのは性だろう。実際の結果は2局打ち1勝1敗。私の体感は

・技術的にはほぼ同水準

・相手のほうが精神的に安定している

・相手のほうが体力がある

というものだった。

技術的にほぼ同水準というのは、棋風が似ているからかわからないが、読み筋が不思議なほど合いすぎていてほぼ自分同士で対局するのと変わらないような気分だった。私が強くなるにあたって最も影響を受けたプレイヤーは恐らくMeritee Andoだが、こういうこともあるのだなぁという気持ちだ。精神的には相手のほうが極めて安定しており、局面や体調によって起伏の激しい私とは雲泥の差である。体力も言うまでもない。スシュコフは去年、QTから出場で18連戦を制して優勝した一方で、私は同条件で七位に終わっている。いわば「健康体れんじゅいし」を相手にするようなもので、私がスシュコフを上回るのには時間がかかりそうだ。

 

中国の強さ

今回際立ったのはなんといっても中国の強さ。彼らは今回2位の我々に5.5ポイント差をつける大勝だった。そのなかでも負けたのは恐らく3局だけ(四将:対小山戦、副将:対藤田戦、大将:対私)という他を寄せ付けない強さを見せた。中国に土をつけることができた唯一の国が日本というのは喜ばしいことだが、総合力の差は否めない。中国は連珠大国で、うかうかしているとどんどん差を広げられてしまう。今後の課題だろう。今回出場しなかった台湾、韓国、マカオも着々と組織的に力をつけてきていて、数年後に全く勝てなくなるという事態は避けたい。

 

とりあえず帰国後最初の記事はこれくらいにしておく。筆者は現在ロシアでの強烈な食あたりに苦しんでいる。復活したら何か書こう/(^o^)\